交際開始からご成婚までを共にするパートナー、それが私たち結婚相談所の役割です

福岡で200組以上のご成婚実績を誇るベテランカウンセラーがあなたの婚活をサポートする結婚相談所「エンジェルロード」

ご相談者様が結婚に対して何を求めているのかをしっかりとヒアリング、1年以内のご成婚を目標とした具体的な婚活計画を一緒にプランニング致します。
婚活は交際開始がゴールではありません、一生をともにする伴侶を決める大切な交際期間中に生じてくる不安や迷いについても、担当カウンセラーがマンツーマンでご相談に乗りますので、安心して当結婚相談所にお任せ下さい。

アナタのメールは大丈夫!?

こんにちは。

福岡県の結婚相談所 エンジェルロード の石松恵子です。

暑いですね。もう毎日のあいさつ言葉になっていますが、昨日は暦の上でも大暑!福岡は今年最高の気温だったそうです!!

さて・・・エンジェルロードに男性から女性にどんなメールをしたらよいのか?? ご相談が多くあります。

最近、お互いに仕事が忙しくて、なかなか会えない彼女に送るメールの参考例としてどのようなメールを送ったらよいのか・・・紹介します。

<もらって嬉しい励ましメール>

PART1(仕事が忙しくて帰りも遅く辛いことがあったという私へのメールの返事)

「何も励ましてやれなくてゴメンな。○○ちゃんが元気ないと凄く寂しいよ。仕事で疲れて遅くなった時や俺の事を思い出した時はいつでも連絡して。歓迎するよ。」

※ちなみにこのメールの一週間後に,「どう?だいぶ仕事は落ち着いた?元気になった?」というメールを送りましょう。アフターフォローも大事ですね。

PART2(愚痴って迷惑かけてごめんね。という私へのメールの返事)

「俺は頼られると嬉しくなるタイプの人間だから大丈夫だよ。」

PART3(落ち込んでいるという私へのメールの返事で、電話がつながらなかった時)

「心配になって電話したんだ。へこんだときはいつでも俺に連絡を。かけつけますよ」

PART4(落ち込んでいたけど元気になった。という私からのメールへの返事)

「そっかー。よかったね。立ち直り早いのは良いことだけど、無理に元気だすことはないよ」

女性に「落ち込んでいる」と言われると、「それを解決するにはこうしたらいいよ」とアドバイスをする男性が多いですが、女性が欲しているのはアドバイスではなく、上記のような「辛い気持ちに寄り添ったなぐさめの言葉」なんです。男性はそこを押さえてメールしてみましょうね。

他に・・・メールする際の注意点!

メールは長すぎず、短すぎず、絵文字が多すぎも気を付けましょう。男性があまりにたくさん絵文字を使うのは軽薄な印象を与えます。もちろん、誤字・誤変換が多すぎはもっての外。誤字・誤変換の多いメールは、雑な人、頭の悪い人という印象を与えるだけでなく、相手のことをあまり大切にしていないと思われる危険があります。必ず、送信する前にチェックしましょうね。

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1年以内の結婚を目指すならエンジェルロードへ

エンジェルロードではご相談は無料。

ご相談後の無理な勧誘や電話でのセールスは一切しておりません。

安心して一度、ご来店ください。ご予約制となっておりまので、ご連絡お待ちしています。

結婚につながる確かな出会い。

婚活維新。 新しいかたちのコンカツ始めよう!

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エンジェルさん、こんにちは。 婚活連載小説⑫ 作 エンジェルおじさん

《前回までのあらすじ・・・・・・とうとう婚活を始めようと決心した博は、大手の結婚情報会社へ話を聞きに来たのだが・・・・。》

冨澤 博の場合

「冨澤さんは現在、40歳でいらっしゃいますね。来月には41歳になられるんですか。」

「あ、はい。」

「確かに年々、晩婚化傾向は進んでいますので、30代後半から40代前半のいわゆるアラフォー世代が増えています。しかしまだ20代の女性は結婚に対して純粋に憧れを持っている方が多いのも事実です。自分よりもせめて4~5歳ぐらいまでを希望する方がほとんどなんですね。」

「そうですか・・・。」

「冨澤さんは大卒で年収も平均よりは高くていらっしゃるし、見た目も身長も高くて素敵ですので、お申込みは多いと思います。ただ、年代では冨澤さんよりも3~4歳ぐらい年下の方が、一番多くご紹介出来ると思いますよ。」

「まあ、年齢はそんなにこだわっているわけじゃないんですよ。自分よりも年下だったら構いません。」

「分かりました。では、実際にパソコンを使ってシュミレーションしてみましょう・・・。」

それから西村という女はパソコンを使って、博の希望に合う女性のプロフィールを検索を始めた。

「お写真はまだ見せられませんが、この人なんかいかがでしょう?」

西村はそういうとノートパソコンの向きを変えて博に画面を見せた。そこには、ある女性のプロフィールと写真が表示されていた。ただ顔の部分だけは輪郭のみでぼかしが入っていたのだが。

・都内在住 ・34歳 ・会社員 ・身長162cm ・趣味・・・映画鑑賞、料理を作ること ・メッセージ・・・人からはおっとりしているとよく言われます。自分では人見知りをしない積極的な方だと思っています。最近、料理教室に通い始めました。家でもキッチンに立つことが少しずつ多くなりました。(笑)将来は明るくて笑顔の絶えない、温かい家庭を作れたらと思います。子供も大好きです。どうぞ、よろしくお願いします。

写真館で撮ったような写真である。バックはベージュのスクリーンで白っぽいワンピースを着た女性がポーズをつけている。いかにも典型的なお嬢様といったプロフィールだが、博が描いていた理想のタイプにぴったりだった。顔の輪郭のぼかしの部分に、例の山下の妻の“みーちゃん”の顔がついつい重なってしまう。

料理をする女性

「次の方もおすすめのお嬢様ですよ。」

そういうと西村は次々にいろんなタイプの女性のプロフィールを見せてくれた。もちろん全部顔は見えないのだが、すべて写真館で撮ったような一様に似たようなポーズをつけた写真ばかりだった。おそらく、男性向けのデモ画面のように割と見た目がいい女性ばかり載せているのだろう。どれも小柄でスタイルのいい女性ばかりだった。博はどうしても顔のぼかしの部分に“みーちゃん”の顔が重なってしまうのだった。

「もう、大体わかりました。料金を教えて下さい。」

博は、もう既に入会するつもりでいて、ネットで料金についても調べていたのだが念のために聞いてみることにした。

「かしこまりました。こちらをご覧ください。まず、入会金が税込で31,500円、事務登録料や初期費用で・・・・・」

(けっこうするもんだなあ。やっぱり望遠レンズはしばらくあきらめるか。)

結局、予想したよりも早く入会申し込み書に記入することになるのだった。独身証明書や(そんなものがあるなんて博は知らなかった)大学の卒業証明、昨年度の年収証明などを後日提出するのと、写真を提携している写真館で撮影するらしく、また次の土曜日に行く時間を伝えて博はその会社があるビルを後にした。

(いよいよ、結婚かあ・・・・。)

まだ写真も撮っていないのに、お見合いすらしていないのにもう結婚した気になっている。博はそれでもこみ上げてくる喜びを隠しきれなかった。遥か昔に感じたことのあるような気持ち。初恋の時のような、中学生のときに初めてデートした時のような、大学に入って初めて一人暮らしを始めた時のような、ワクワクとドキドキが入り混じったような不思議な感覚。

(せっかく新宿まで来たんだからヨドバシに行って望遠レンズ見に行こう。買わないけどね。その前にラーメンでも食べよう。)あらら、やっぱりこの勢いで望遠レンズ買うかもしれないぞ、こいつ。

冨澤 博。もうすぐ41歳。遅まきながらも婚活がようやくスタートしたのである。1章の圭子と運命的な出会いを果たす約1か月前の出来事であった。

第二章 冨澤 博の場合 終わり

つづく

 

 

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エンジェルさん、こんにちは。 婚活連載小説⑪ 作 エンジェルおじさん

《前回までのあらすじ・・・ツーリングで新婚間もないカップルを見た博は41を前にして、本気で結婚を考えたり、考えなかったり・・・・》

冨澤 博の場合

ハッピーマリッジ・パートナー。ハートのマークに手と手をつないだようなロゴマークの看板が受付には掲げてあった。エレベーターを降りたらすぐ目の前に受付が見えたのだが、博はいったん気持ちを落ち着けるためにトイレへと向かった。

(やっぱり行くのやめようかな・・・。)

ここまで来ても相変わらず、意気地のない男だった。

先週、犬吠埼に行ってあれだけ張り切って灯台の写真を撮ったのだが、マンションに帰って整理してみると博が思っていた出来とは程遠かった。どの写真も被写体が小さくまとまりすぎていて、バランスはいいのだが面白みのない絵葉書のような写真ばかりだった。博が考えていた写真は、もっと迫力のある構図だった。波しぶきが灯台に当たって砕け散り、陽の光が灯台に反射して白さをより一層際立たせている。アングルもこの前のように上から撮るのではなく、灯台を下から見上げるような角度だ。波しぶきが当たって、太陽の光を浴びて、おまけに灯台の下からとなると、海側から撮るしかもう方法はない。それこそボートかなんかで冲に出て撮るしかない。しかし本人はいい道具さえ揃えれば何とかなると思っている。

(やっぱり300mmの望遠レンズ買うかな・・・。ついでに三脚も。)

だからプロのカメラマンじゃないんだから。しかもバイクで移動するのにそんなたくさんの荷物持ってどうすんの?って、傍に誰かいれば絶対にツッコみたくなるに違いないだろう。

博はネットの通販で価格を調べてみたが、いつも買うメーカーのレンズだけでも15万ぐらいする。三脚も軽量タイプの物で2~3万はする。

(全部で18万か・・・。そういえばこのパソコンも古くなったな・・・。一緒に買い替えるかなあ。ヨドバシのポイントも貯まってたしな。)

いろんな通販サイトや大型家電量販店のホームページなどで、価格を比べていたところあるバナー広告に目が止まった。

“そろそろ嫁さんほしいなあ・・・。”アラフォーからの婚活はハッピーマリッジ・パートナーへ!

一度、ネットで面白半分で検索してから、パソコンを開く度にこの類のバナー広告が出て来るようになった。

“お見合いパーティーは○○”“運命の人に出逢える・・・”“結婚するなら○○へ 今すぐ資料請求”etc・・・。うっとおしくてしかたがない。いつもなら、放っておくのだが博はこの前の犬吠埼での山下の言葉を思い出していた。

「バイク手放したんですよ。守るべきものが出来たっていうか・・・。」

あの時の山下の顔は誇らしげだった。とてもカッコよく見えた。その守るべき人の“みーちゃん”も可愛かった。そしてそのお腹の中にいる子供もきっと守っていかなきゃならない新しい命だろう。

博は、望遠レンズと三脚は冬のボーナスまで待つことにして、その“ハッピーマリッジ・パートナー”の「あなたの結婚本気度チェック」というボタンを思わずクリックしてしまったのだった。2~3日すると白い大型封筒に入った、いろんなパンフレットや資料、担当者の名刺、“あなたの恋愛診断テストの結果”なるものが届いたのだった。ろくに中身も見ない博だったが、届いた日のその日の夜にその会社から電話が入ったのである。

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「こんばんは。冨澤様の携帯でお間違いなかったでしょうか?私、先日資料請求頂きました、ハッピーマリッジパートナーの西村と申します。資料はもうご覧になりましたか?」

西村という女は少し癖のある高い声で、流暢にまくし立てた。おそらく誰もが予想する通り、博という男は営業に弱い。若いころはネットワークビジネスで鍋やら洗剤やら一式買わされたあげく、英会話に始まり、自己啓発のセミナー、速読キット、男性エステ(脱毛)までありとあらゆるものまで、契約させられた経験がある。マンションに住む前は、アパート形式の作りだったので、新聞も3大誌と経済新聞まで取っていた。さすがに今はオートロックのマンションなので、新聞の勧誘に合うことはないが・・・。要するに断りきれないのだ。押しに弱く、素直に人の意見を聞いてしまう。さんざん話を聞いて最後に断るのは相手に失礼なんじゃないかと思ってしまうのだ。そこまで言うなら騙されたと思ってやってみるかと思ってしまう。本当に騙されているようなものだが。

今は、通販のカタログやネットが盛んになっているので、お店に行くことなく必要なものだけ買えるのが嬉しい。いつだったか紳士服専門店で、Yシャツとネクタイだけ買うつもりで入ったのにスーツ2着にYシャツ2枚、ネクタイ3本、ベルトに靴下まで買わされたことがある。確かにその時、接客した女性の営業力が素晴らしかった。多分、博でなくても・・・・・買わないよ!必要ない物まで買うバカがどこにいる?確かにこの年になるまで、独り者だったのでそれなりに金はあるのだが・・・。先日の山下を見たときに、結婚したいなあと単純に思ったものだが、帰ってきて冷静になってみると、実のところ、もう好きな物を自分勝手に買うことも出来なくなるのだなあとも考えた博であった。

とにかくその大手の結婚相談所、ハッピーマリッジ・パートナーという会社の西村に誘われて、今日はのこのこ話を聞きにきた博であった。今日は、話を聞いてみるだけだ、と自分に言い聞かせながら。まあ、おそらく入会させられるんだろうけど。

トイレで用を足すわけでもなく、しばらくうろうろしてから結局、受付の呼び鈴を鳴らした博は、奥の個室へと通されたのであった。意外に広い店内は、白い壁で統一されていてとても落ち着いた雰囲気である。日曜日ということもありほとんどのブースに客が埋まっているようだ。また、受付から横に伸びた通路には別室でもあるのだろうか。ガヤガヤと談笑しているような声が聞こえる。おそらくパーティーでも開催されているのかもしれない。このハッピーマリッジ・パートナーという会社は大手の結婚情報会社では老舗の会社らしく、日本最大の会員数がウリのようだ。広告も新聞、雑誌、インターネットまで幅広く出している。バスの車体にまでデカデカと大きな広告が入ってるのを見かけたこともある。例の「そろそろ嫁さん欲しいなあ・・・」というやつだ。

博はブースに通されると、何やらアンケートのようなものやご希望条件などを書く用紙を渡された。

・あなたの休日は? ○おもに土日祝日 ○平日 ○不定期

・出会いの機会は? ○自ら作る ○他人の紹介に頼る ○運に任せる

・いくつまでに結婚したいですか? ○いい人がいたらすぐ ○数年先 ○わからない

・お相手に優先するのは? ○価値観 ○ルックス ○職業や学歴、収入など条件

・あなたは? ○積極派 ○消極派 ○どちらでもない

・お相手に希望する年齢は?      歳~   歳

・お相手に希望する学歴は?      卒業   ○こだわらない

・お相手に希望する年収は?      万円~   万円 ○こだわらない

・お相手に希望する身長は?      cm~   cm ○こだわらない

・お相手に希望する婚姻歴は?  ○初婚 ○再婚可 ○特にこだわらない

などと細かいことがびっしり書いてある。博は休日は土日、出会いの機会は運に任せる、あなたはいくつぐらいまでに・・・を数年先くらい、お相手に優先するのはを価値観、あなたは?を消極派に〇をした。また、希望条件については、25歳~35歳、学歴を大卒、年収はこだわらない、身長155cm~165cm、婚姻歴は初婚とした。本当はお相手に優先するのは?のところはルックスに〇をしたかったのだが、当然ながらシャイな博にそんな厚かましいことが出来るわけがない。年齢を限定したのは、やはり山下の嫁さん、みーちゃんが頭に残っていたからだろう。

(あんな嫁さん欲しいなあ・・・。)

電話の甲高い声のイメージ通り、西村という女はいかにもやり手の営業マンという感じがした。少しつり目でメガネをかけていて、顔は笑っているのだが眼だけは笑っていない。博が書いた用紙を見て開口一番、西村はこう言った。

「冨澤さん、年齢が20代の方は厳しいかもしれませんね。」

「?!・・・・・・・・・・。はあ。」

つづく

 

 

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エンジェルさん、こんにちは。 婚活連載小説⑩ 作 エンジェルおじさん

《前回までのあらすじ・・・灯台の写真を撮りにツーリングに出かけた博は、そこで見かけたカップルが落としていった鍵を拾ったのだが・・・。》

「あの、もしかして鍵を落としてませんか?これ?」

博は間違いないと思い先に声をかけ、手に持っていた鍵をブラブラさせた。

「あ!ありがとうございます!どこにありました?」

「上のベンチのとこにありましたよ。」

「やっぱり!駐車場に着いて車に乗ろうと思ったら、鍵がなくて・・・。」

あごひげの男はほっとした顔で博から鍵を受け取った。白い歯がこぼれた。

博は、自分も駐車場に行くことだし、連れだって歩き出した。

「ありがとうございました。埼玉から来た山下と言います。お名前お聞きしてもいいですか?」

「冨澤と言います。」

見た目よりも、声の調子が柔らかくて人の良さそうな感じがする男だ。

「もしかしてハーレーで来られた方ですか?」

「え、・・・・?」

「いや、ブーツ履いてらっしゃるから・・・。」

確かに博の恰好は誰が見ても分かるライダーの姿だ。黒い革のライダーパンツにブーツ、ジャケットは少し派手だがハーレーダビッドソンとロゴが入った革ジャンを着ている。駐車場に着くと黒いワンボックスカーの前で女が立って手を振っていた。山下という男は、博にあきらかに自分の鍵だとアピールするかのように、手を伸ばしてリモコンで車のロックを解除した。ピッという音がしてドアが開いた。

「みーちゃん、この方が鍵を拾ってくれたんだよ。」

(?!やっぱり、みーちゃんって言うのかよ・・・。)

「どうも、ありがとうございました!」

みーちゃんと呼ばれた女は、よく見たら若かった。まだ20代なのかもしれない。小柄でショートカット、幼い感じがする顔立ちをしていた。

「じゃあ、気を付けて。」

それだけ言うと博は自分のバイクがある方向へ歩き出した。鍵を拾ってあげただけなのに、博はなんとなくいい気分になっていた。また、二人とも笑顔で好感の持てる人間だったことも素直に嬉しかった。

(みーちゃんかあ・・・。男はそんなに俺と変わらないはずなのに、女の方は若かったなあ・・・。彼女だろうなあ。いや、もう結婚してるのかなあ。)

実は、ああいうタイプの女の子は博が最も好きなタイプなのだった。ちょっと天然ぽいが、あけすけに明るい。お酒のCMに出ている女優に似ている。最近、結婚したとTVのワイドショーでやっていた。博はなんだかやるせないような気持ちになったのだが、朝から何も食べておらず腹が空いていたことに気づいた。

(せっかくここまで来たからには、新鮮な魚を食べよう。名物の海鮮丼にするか・・・。)

こんな調子なんである。お前も早く結婚して美味しい物作ってもらえよ!とツッコミたくなるところだ。博がカメラをハーレーのキャリーバッグに直して、シートの上でガイドブックを広げてその海鮮丼が有名な和風レストランの場所を確認していたところ、後ろからさっきの男の声がした。

「かっこいいですねえ。ファットボーイですね。何年式のモデルですか?」

そう言うと、山下はよく冷えた微糖タイプの缶コーヒーを差し出した。

「あ、ありがとう。これは、2010年モデル。ツインカム96B、ロータイプです。」

「かっこいいですね。バイクはやっぱりハーレーですよねえ。俺も“パパサン”に乗ってましたよ。」

通称パパサン。ハーレーダビッドソン・スポーツスターXL883L。排気量が883ccなので数字をもじってパパサン。ハーレーの中でもスポーツロードスタータイプに区分けされるこのタイプは、軽量コンパクトで取り回しが楽で女性ライダーにも人気が高いバイクだ。バイクをかじったことがある者なら“パパサン”だけですぐ分かる。博はあまり好みのバイクではないのだが・・・。

「パパサンかあ。音が独特だよね。今日はバイクじゃなかったの?」

「いやあ、もう手放しちゃって・・・。今は車だけです。」

「そうですか・・・。」

「・・・・・・・・・・・・・。」

バイクに乗っていると、こういうことはよくある。特に中年のオヤジが高速のSAあたりで休憩を取っていると声をかけてくる。昔、乗り回していた頃を思い出しながら、ノスタルジックな気分に浸りたいのだろう。

「音、聞かせてもらっていいですか?」

「あ、いいですよ。」

博はガイドブックをウエストポーチに押し込みながら、キーをイグニッションに差し込みセルのスイッチを入れた。

ドド、ドド、ドドドド・・・・・。一発でエンジンが始動し、小気味よい重低音が響く。2007年以降のタイプはエンジンの変更に伴い、かなり静かになったのだが、それでもこのサウンドはハーレー独特のものだ。生き物の鼓動のような音はまさに鉄で出来た馬だ。

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「いいですねえ、ハーレーの音は・・・。また、バイク欲しくなったなあ。」

「もう、乗らないんですか?」

「いやあ、それが、さっきいた女はカミさんなんですけど、もうすぐ子供が生まれるんですよ。もう俺も40超えてるし・・・いやあ、カミさんは俺よりもずいぶん若いんですけどね。まあ、これから金もかかるし、そんなに乗る暇がなくなったというか・・・。カミさんにもあぶないからもうバイクは卒業してなんて言われちゃって・・・。ハハ・・・。確かに守らなきゃいけないものが増えてきたんで、しょうがないんですけどね。これからは“パパサン”じゃなくて“ママサン”に乗りますよ。ハハ。」

山下という男は聞きもしないのに、あっけらかんとした調子で語った。よっぽどバイクが好きだったのだろう、しばらく博のハーレーを眺めていたが、そこへそのカミさんがやって来た。

「ケンちゃん、何してるの?早く行こうよ!」

(さすがに男はマーくんじゃあないんだな。)

「あ、ごめん、ごめん。じゃあ、失礼します。気を付けて帰って下さいね。」

それだけ言うと、山下は女の肩を後ろから抱えるようにして去っていった。女にバイクをじっと見ている姿を見られたくなかったのだろう。先ほどとは打って変わって明るく振る舞っているようにも見えた。博には、その姿が逆に誇らしげに写った。山本という男がむしろバイクよりも素晴らしいものを見つけたのではないかと思った。そのカミさんが博の好みのタイプの女性だったからかもしれない。二人が持つ清々しいほどの明るさを羨ましく思った。その幸せに嫉妬した。博は初めて心から結婚したいと思った。41年間生きてきてようやくその気になったのだ。

(ケンちゃんかあ・・・。とりあえず、海鮮丼食べに行こう!)

博はヘルメットを被り、愛馬に跨った。前章で圭子が合コンをした次の土曜日の話である。かたや38のアラフォー女、かたや出会いのない41のイケメン中年。二人が出会うのはまだ先の話である。

つづく

 

 

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男性の皆さん!8月は告白するチャンスです!!

こんにちは。

福岡県の結婚相談所 エンジェルロード の石松恵子です。

昨日からいよいよ夏休みに入りましたね!私は毎日、JR通勤で博多駅を通りますが、今日は家族連れで朝から博多駅構内は賑わっていました。子供たちは夏は海、山、プールと、どこに行こうか!と楽しみな夏休みですね・・・しかし、今年の夏は暑すぎますね!福岡市の気温は朝から29度超え。もう猛暑日が何日続いているのでしょう。熱中症には皆さん気を付けましょうね。

さて、こんな暑い毎日ですが、女性が告白されるのを受け入れやすい時期があるのを男性の皆さんはご存知でしょうか??

彼氏がいない女性が恋したい、男性からの告白を受け入れやすい最も多い時は春まだ早い2月と11月です。

結婚適齢期の女性なら、それに加えて8月も大いにチャンス月です。その理由は…

女性が恋人が欲しくなるのは春、寒かった冬を耐え、厚着から春の軽い装いに変わる頃、恋をしたくなります。それから、イベント前、やはりクリスマス前は口説きに応じやすくなります。ただ、あまりに直前だと本人がもう諦めていたり、家族や女友達と約束をしていたり、その日を過ごすためだけに彼氏を作ったんじゃないか…と思われないために、逆にガードが固くなります。なので、クリスマス直前期の12月より11月の方が告白、口説くには適しています。

また、結婚適齢期の女性は、お盆に両親や親族に結婚を心配されるため話題になり、恋人が欲しくなります。

想いを寄せている女性に告白をし、受け入れてもらえる確率でも8月は高くなります。結婚相談所に8月のお盆過ぎに女性も男性もご相談が一気に増えるのはその為です。

8月(夏)は暑い時期ですが…すぐに迎える秋、冬に一人では寂しいと考える女性にとっては、一緒に過ごす男性を探す時期なのかもしれません。女性は男性よりどちらかというと、イベントを重要視、大切にする傾向があります。春はバレンタイン、ホワイトデー、お花見、夏は花火、秋は紅葉狩り、冬はクリスマスや何末年始など、年中イベント盛りだくさん!

告白するのも季節、月を考えてみると効果大かもしれませんよ!

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