交際開始からご成婚までを共にするパートナー、それが私たち結婚相談所の役割です

福岡で200組以上のご成婚実績を誇るベテランカウンセラーがあなたの婚活をサポートする結婚相談所「エンジェルロード」

ご相談者様が結婚に対して何を求めているのかをしっかりとヒアリング、1年以内のご成婚を目標とした具体的な婚活計画を一緒にプランニング致します。
婚活は交際開始がゴールではありません、一生をともにする伴侶を決める大切な交際期間中に生じてくる不安や迷いについても、担当カウンセラーがマンツーマンでご相談に乗りますので、安心して当結婚相談所にお任せ下さい。

エンジェルさん、こんにちは。 婚活ブログ小説 連載31回目 作 エンジェルおじさん

《前回までのあらすじ・・・引き寄せられるように出逢った圭子と博。運命の赤い糸は切れずにこのままつながっているのか・・・》

第6章  赤い糸の伝説②

「圭子か?今、話せるか?」

めったに電話など寄越さない父から連絡があったのは、取材が長引いた為にようやく会社に戻って一息ついた21:30頃だった。

「うん。今は大丈夫よ。ちょうど今、会社に戻ってきたところ」

「そうか・・・。相変わらず忙しそうだな」

「まあ、ぼちぼちかな。どうしたのよ?お父さんが電話するなんてめずらしいわね?お母さんは?」

「・・・・・。それが、ちょっと母さんの具合が悪くてな・・・」

「え?!どうしたの?何かあったの?また、倒れたの?」

以前にも母は一度、腎臓を悪くして入院したことがある。昔から体があんまり強いほうではなかったが、ここ数年は特にそうだ。すっかり痩せてしまって、疲れた、と言っては早く寝ることが多くなった。父と同じく長年、教職を全うした真面目だけが取り柄の女性だ。おっちょこちょいで涙もろく、正義感が強いDNAはしっかりと圭子に受け継がれている。

「いや、そんな大げさなもんじゃないんだが・・・。ちょっと風邪を引いたらこじらせてしまってな。だいぶ体が弱ってるようで、しばらく様子を見ようということになって、いつもの嶋田先生のとこで検査してもらっている」

「ちょっと、大丈夫なの?また、お父さんが野菜をたくさん作ったりするから、お母さんに無理やり手伝わせたりしたんじゃないの?」

父は定年後に始めた家庭菜園が唯一の楽しみで、たくさん野菜を作っては近所へおすそ分けしたり、最近は地元の道の駅などにも出荷しているらしい。圭子のところにもいつも食べきれないほどの、玉ねぎやじゃがいもなどを送ってくる。自宅の裏にある畑だけでは飽き足らず、近所の人の使っていない空き地を借りていろんな野菜を育てている。きゅうりなどは一斉に花が咲きすぐに実が大きくなってしまうので、一気に収穫しないといけないらしい。水をかけて、肥料を撒いて、草取りをして。手塩にかけて育てた野菜を収穫するときの喜びは格別らしい。時々は母も草むしりをしたり、トマトをちぎったりと手伝いに行くことがあるらしい。今年の猛暑で熱中症で倒れた老人のニュースを耳にするたびに圭子は肝を冷やしていたのだった。

「いや、最近はわしも野菜は作っておらんよ。この暑さだ。さすがにもう体がもたん。ところでお前一度家に帰って来れんか?」

「帰れないことはないけど・・・」

「母さんが、なんだか気弱になってなあ。圭子に会いたいとか言うもんだから・・・」

「わかったわ。いつまで入院してるの?」

「嶋田先生と話したんだが、明日また検査をやって問題なければ2~3日で退院できると思う」

嶋田先生とは圭子の実家のすぐ近くにある個人病院だ。親子二代にわたって開業しているが、腕の方は評判で、圭子の家も昔からのかかりつけの病院だ。数年前に拡張してからは入院施設も充実して患者数も増えたといつか母に聞いた。

「ちょうど締切も終わって一段落したとこだから、明日の朝イチで帰るわ」

「わかった。じゃあ気をつけて帰ってきなさい」

圭子の住む実家は神奈川にある。日帰りでも行ける距離だが、今から行っても病院での面会はできない。圭子は明日は有休を取ることにしていったんマンションに帰ることにした。

母が退院するまでは休みを取ろうと思い、編集長の茂木を探したが姿が見えない。

(どこに行ってるのかしら)

圭子はとりあえず茂木の机にメモを残し、後で電話しようと思い会社を出た。

(大丈夫かな、お母さん。大したことなければいいけど・・・)

つい、ひと月前に伯母からまた見合いの話があると言って電話を寄越したばかりだった。大学の頃から実家を離れて一人で暮らしている圭子を、いつも心配しては気にかけてばかりいる“子離れ”が出来ない母だった。いつまでも結婚しない圭子に、愚痴のひとつも言わずやりたいようにやらせてくれた優しい母。学校の先生を続けながら、圭子を育て上げた。遅い結婚だったせいか、圭子が生まれたのは母が31歳のとき。母ももう70歳になろうとしている。そんな母にもしものことがあったらと思うと圭子は瞼の裏がなぜか熱くなるのだった。

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(やっぱり今夜中に実家に帰ろうか・・・)

圭子が地下鉄の駅に向かっていると、携帯が鳴った。紗子だ!

「こんばんは!元気?私、いよいよ結婚することにしたわ!もうプロポーズもされちゃった!」

「え~!!!誰と?」

「例の結婚相談所よ!竹之内豊そっくりの男よ!」

「え~!!!!!!」

つづく

 

 

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「引き寄せの法則」ご存知ですか?

こんにちは。

福岡市の結婚相談所 エンジェルロードの石松恵子です。

 

実は、ちょっとした心構えを変えるだけで、理想の相手と結ばれてしまう魔法のような法則があります。

それは『引き寄せの法則』

結婚したいな。そろそろ本気で婚活しようか・・・そう考えているあなた。 でも一人の時にふと考えたり、お友達同士でいつもこんな会話していませんか?

「なかなか好きになれる人に出会えない」

「私の周りには出会うチャンスがない」

「付き合っても価値観の違いから良い関係が続かない」

「好きな人には好きになってもらえないし、好きじゃない人から好かれてしまう」

「一人が楽かも…。恋愛することにもう疲れてしまった」

などと、愚痴を言っていませんか? または過去に別れた相手を恨んで生きていませんか?おそらく、恋愛がうまくいかない人の心の底には、だいたいそのような恋愛に対する「ネガティブな感情」がモヤモヤと渦巻いているはずです。

 

まずは、そんな「ネガティブな思い込み」を捨てて、今、あなた自身が変わらない限り、幸せな結婚はできないかもしれません。だって、よく考えてみてください。

以前のブログ「不幸を引き寄せていませんか?」「自分の事好きですか?」にも書きましたが、本当は、運命の人が目の前を通り過ぎているのに、あなたが気づいていないだけ。理想の人に出会っていないのではなくて、あなたが気づいていない事の方が多いのです。あなたは、絶好のチャンスをいつも逃しているのです。ですから、本当のあなたにとって必要な理想の相手と付き合うことができていないのです。大げさに聞こえるかもしれませんが、分かりやすくいえば、わざわざ避けているといってもいいかもしれません。

 

では、どうすればいいのか。

「引き寄せの恋愛法則」に従ってください。どうやら人は心で思ったことをそのまま引き寄せてしまうという法則があるようです。あなたが、ネガティブな思い込みばかりを口に出したり、考えたりしてしまっているために、「悪いご縁」を自ら引き寄せてしまっているのです。ですから、その「ネガティブな思い込み」を追い出すために、この際、自分の容姿や年齢、短所など現実的なマイナス面についてのヘリクツは捨て去り、自分にとって理想的な相手の事をとことん妄想してほしいのです。妄想に妄想を膨らませて、頭の中はいつも自分の将来にとって「都合の良いご縁を引き寄せる事」でいっぱいにしておくのです。

 

否定的な感情や諦めの気持ちを全部捨ててしまうことが大切です。もう勝手に想像するのはあなたの自由です。どんどん妄想し、夢を膨らませてください。頭の中は常に、さまざまなことを勝手に想像し続けます。「ネガティブな思い込み」に脳みそが使われてしまうのはもったいないです。数日前のブログにも書きましたが、「本気で結婚したい」そう思いの強い人が結婚できる。私はたくさんの実例を見てきました。恋愛においても、ビジネスの世界においても、知識やスキルよりも「イマジネーション力」が良い成果を引き寄せてくれることは、まさに私自身が実践のなかで経験してきたことです。

24時間絶え間なくあなたの脳みそを意識的に使い、素敵なご縁を次から次へと想像して妄想してください。本当に出会いたい理想の相手を鮮明にイメージして、ワクワクしながら妄想に妄想を膨らませてください。

そして、その妄想が頭の中いっぱいになり、少しもネガティブ感がなくなった時、気がついたらあなたは「幸せな道」を歩み始めているはずです。不思議なくらい自然に今までと違う行動を起こし始めていることでしょう。

「ええーっ、でもそんなことでうまくいくのかなぁ?結婚できるのかなぁ…」というあなたの心の叫びが聞こえてきそうですけど・・・。それです、その疑念が不幸の元なのです(笑)。

幸せな妄想を繰り返すことへの抵抗感も捨て去りましょう。お見合いをしたけどまた断られた、交際中の相手にフラれた…人は残念な結果に直面したときのショックを受ける自分を無意識に避けたいと思ってしまうのです。最初から失敗を前提に考えていてはうまくいくものもうまくいかなくなってしまいます。

 

まずは、そのネガティブな思い込みから捨てていくのです!

これは「恋愛のトレーニング」だと思って、ぜひチャレンジしてください!

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1年以内の結婚を目指すならエンジェルロードへ

エンジェルロードではご相談は無料です。

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結婚は『はずみ』でするものです。

こんにちは。

福岡市の結婚相談所 エンジェルロードの石松恵子です。

いきなり私事ですが、私が結婚したのは24歳のときでした。30年程前ですが、当時は女性の結婚年齢をクリスマスケーキにたとえる考え方がありました。クリスマスケーキが売れるのは、24日もしくは25日です。それと同様に、お嫁の貰い手が多いのも24歳~25歳であると。では、25日を過ぎたらどうなるのでしょうか?クリスマスケーキの場合は、26日からは途端に売れなくなり、大安売りをするお店もあります。

先述に基づくと女性も同様に、26歳からは嫁の貰い手が少なくなる…。今は、26歳を過ぎるとどうなるか・・・おせち論があります。おせちが売れるのは、12月31日~1月1日にかけてです。尚、この場合、1月1日は1歳ではなく、31にプラス1で32歳ととらえます。つまり、24~25歳の次は、31~32歳が結婚の第二ピークということになります。でもこれは、とても女性に対して腹立たしいというか、失礼極まりない話ですよね。

今、振り返ればその頃の私はそれがあったからでもないが、友達の結婚式に呼ばれることも多くなり、周りがバタバタと結婚して片付いていき、幸せそうなのを見ていると、自分も早く寿退社するのもいいかも!なんて安易な考えで、当時つき合っていた彼と「じゃ、結婚でもしようか」という感じで結婚しました。そう、ものすごく軽いノリで。どうして結婚しちゃったのか不思議です。

でも、私を含めて、まわりの既婚者に話を聞くと、口をそろえて言うのは≪結婚は、はずみよ≫と。

私もつくづくそう思います。私があっさり結婚できたのは、私が若くてはずみやすかった!ただそれだけです。

結婚相談所でカウンセラーを長年している今、ハッキリ言えるのは『結婚は頭で考えてはできない』ということ。

なぜなら、頭で結婚を決断するものではないからです。

結婚ははずみ・・・はずまないとできないものです。しかし、悲しいことに女性は年齢と共に、はずまなくなります。

なぜ?? それは女性特有の性質があるからです。それは打算です。打算が働くからです。つまり、頭でものを考えるようになるので、はずみたくても、頭が「ダメ」出しをするからです。皆さん、自分がよく一番わかっていらっしゃると思います。

 

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若いほうがはずめるのは、まだ人生経験が少ないので、頭で考えないでハートで動くからです。

また、頭がいい人は賢く考えます。でもこの「賢く考える」というのは結婚に関してはいいようで悪いのです。

本来、女性は頭がいいよりも、お料理が上手で家庭的な方がずっと結婚するのにはいいのですが・・・。

最近の女性は高学歴で社会でもバリバリと働き、キャリアを積み、経済的にも自立した女性が多くいらっしゃいます。はっきり言って、結婚にはずめない要素が多すぎます。

そこで・・・30代、40代の「婚活中」の女性の皆さん、あまりいろいろ考えないで、頭を一度リセットして空っぽにして軽い小旅行にでも行くような気分で、結婚を決めましょう!とにかく、はずみましょう。はずんでみてから考えればいいのです。結婚してからあなたの頭がいいのを生かして、どうしたら楽しく充実した結婚生活ができるか賢く考えてはいかがでしょうか。

結婚相手はあなたの鏡です。あなたの考え方、言動、行動でいくらでも変わります。考えすぎて行動に移せない人生よりも、はずんで行動できる人生の方がどんなに素晴らしいか!

先ずはあまり結婚を大げさに考えない事。あなたがあなたである限り、基本的に自分が変わる事はありませんから、誰と一緒になっても、そうは変わりません。ひとり暮らしも気楽でいいですが、長い人生を考えると、一度くらい、人と一緒に暮らす体験をしてみるのもいいですよ。家庭を持つ事の素晴らしさ・・・。

ちょっと、はずんでみませんか。ゴムまりみたいに!ね。

 

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『恋愛心理学』を学んでみませんか!

こんにちは。

福岡市の結婚相談所 エンジェルロードの石松恵子です。

 

いつの時代も色褪せないテーマに恋愛はありますよね。

人はなぜ、恋をするのでしょうか?

 

誰かを想ってなにも手につかなくなったり、一日中恋い焦がれる気持ちで溜息をついてみたり、ときには嫉妬の炎に炙られたり苦しんだり・・・。切なさや愛おしさの繰り返しの中で、私たちは恋することをやめません。

そして、片思いの相手に想いが通じたときの喜びや高揚感は、どんな成功体験よりも甘く、心躍るものですね。

だからこそ、恋愛はいつの時代にも文学や芸術の永遠のテーマとして、色褪せることなく輝き続けているのでしょうね。

とはいえ・・・恋愛はなかなか多難のものでもあります。生きていくためには、多くの人間関係が必要としますが、あらゆる関係のなかで、最も難しいのが恋愛関係ではないでしょうか・・・。

 

男と女しかこの世にはいません。その男女が深く結び付き合おうとしても、そうたやすくわかりあえるわけではないからです。

一口に恋愛といっても、男性と女性では、思い描く理想も、求める関係性も違います。また、個々人によっても求める恋愛の形は異なります。燃え尽きるような激しい恋を求める人もいれば、ゆったりと癒される関係を望む人もいるでしょう。自分自身のために相手を想う人もいれば、相手に尽くし続ける事に喜びを感じる人もいます。

自分が好きになった人が、いったいどんな恋愛関係を必要としているかを知らなければ、なかなか前に進むことはできないでしょう。相手の深層心理に気づかないまま、互いの気持ちを探り合ったり、好きになって欲しいと頑張ってみても、うまくはいかないものです。努力や誠意だけでは、恋心は伝わらない事が多いのです。

では、どのようにしたら恋愛を実らせることができるでしょうか?

そこで教えてくれるのが、《恋愛心理学》です。

心理学の対人魅力を知り、自己表現の為のスキルを身に付けることで、恋愛に近づき、手中に収めることができます。

『恋愛の主導権は女性、結婚の主導権は男性にある』このことを皆さんはご存じですか?これにはとても深い意味があります。

以前にも、ブログで恋愛心理を述べたことがありますが。 来月からのセミナーで、より実践的なレクチャーをしていきたいと思っています。

まず1回目のテーマは『恋に落ちる瞬間・・・好き!と愛してる!の違いは?』です。

是非、ご参加くださいね。お問い合わせ、お待ちしています。

 

不可解かつ、魅力あふれる恋愛心理の世界に、興味をもって触れていただけたら幸いです。

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エンジェルさん、こんにちは。 婚活ブログ小説 連載30回目 作 エンジェルおじさん

《前回までのあらすじ・・・ついにガバッといやガチッといっちゃった博は圭子と結ばれる。》

第6章  赤い糸の伝説①

9月に入った。すでに9月の半ばだというのに東京の日中は30度を超える夏日が続いている。それでも朝夕に感じるひんやりとした風が秋が来ていることを教えてくれる。あれから、圭子は毎週のように博のマンションに来ている。最初のデートがマンションでのカレー作りで、二回目はハンバーグ作りだった。近くの洋食屋のハンバーグのデミグラスソースの味が気に入っている博は、前の日から野菜や肉、ワインを煮込んでオリジナルソースを完成させた。さすがにプロの味には及ばないが、それでもちょっと甘目のソースはコクも深みもあってなかなかのものだった。3回目は餃子を作ろう、ということになって二人で近くのスーパーに出かけて食材を買ってきた。大蒜もにらもちゃんと入った正統派の餃子だ。圭子も餡を皮に包むのを手伝ったが、どうやっても小龍包のような形にしかならず、それを見てはまた二人で笑いあうのだった。

(料理教室に通っている気分だわ・・・)

それでも圭子は博の傍に居ることがこの上ない幸福だった。二人で市場やスーパーに出かけて、新鮮な食材を買う。二人で料理を作る。二人で味見をする。二人でゆっくりと食事をする。二人でシャンパンとワインを飲む。(博も2杯ぐらいは飲めるようになった)二人で食器を洗う。(いや、洗うときだけは圭子だ。博は圭子が洗った食器をふきんで拭いて棚に片づける)そして酔い覚ましにコーヒーを飲む。(圭子はまだワインを飲んでいることもある)そして後は・・・。

38歳と41歳の女と男。大人である。愛し合うのは当たり前だ。二人共、時間がないわけではない。しかし最初に結ばれてからは堰を切ったように求め合うのだった。どこかに行く時間がもったいない。映画を観てる時間がもったいない。今まで二人が生きてきた時間と歴史を一気に縮めるためには、部屋で料理を作って過ごす方法は最も最善の方法だった。手を伸ばせばいつでも触れる距離。触れながら会話する。二人とも有効に時間を使いたかった。

博は子どもの頃の思い出、家族の話、会社の話、仕事の話を一つ一つ順を追うように丁寧に語るのだった。特に二人の共通点である博の従弟、茂木(圭子にとっては職場の上司)の話はよく話題となった。

「義男兄ちゃんは、子供の頃からガキ大将みたいな存在でした。よく親戚中の子供を連れて遊びに行ってましたよ。クワガタとかね・・・」

「ふふ、今でも編集長はガキ大将みたいなもんだわ」

博は腕枕をしながらそんな話をした。痩せているように見えても逞しい腕と盛り上がった厚い胸板だった。やっぱり子供の頃にどこかで嗅いだような懐かしい匂いがする。圭子はこの匂いも好きだった。

「ずっと部屋ばっかりで会ってますよね。明日は祭日だしどこか行きませんか?」

「え?明日?!」

「そう、明日。今日はここに泊まりませんか?」

「泊まるって、今日は何も準備していないし・・・。お化粧直しぐらいしか持ち合わせてないし・・・」

「すぐ、そこに遅くまでやってるドラッグストアがあるんです。今から散歩がてら買いに行きましょう!」

今まではどんなに遅くなってもしっかり自分のマンションに帰っていた圭子だったが、明日も祭日で久しぶりの連休だし泊まるのも悪くないなと思い始めていた。何よりまだ博と離れたくなかった。このまま肌を重ねていたい。

「圭子さん、ほら!外を見て!きれいな満月です!」

バスタオルだけ巻いた博がベランダの窓から外を見ている。博が指差す方向には黄色い光に彩られたまん丸い月が見えた。見事な満月だった。少しも欠けていない、今ちょうど満月になったばかりと言ってもいい月だ。

 

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「綺麗ねえ・・・。中秋の名月よねえ・・・」

「でしょう?早く散歩に行きましょう!」

「・・・・・・・。博さん、もう一度こっちに来て・・・」

「・・・・・・・。散歩はもうちょっと後にしましょうか!」

中秋の名月の夜が静かに更けゆく、9月の日曜日である。

つづく

 

 

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