嘘つきのしぐさ、本気のしぐさ part2

こんにちは。

福岡の結婚相談所 エンジェルロードの石松恵子です。

 

今日は昨日に引き続き、しぐさに隠されたホンネをお伝えします。

職場の同僚で気にはなっていた彼、たまたま仕事帰りに食事に行き、どちらからともなく始まったメールや電話での会話。かれこれ3ヶ月になるけど、まだはっきりと告白されたわけじゃないし告白もしていない・・・これって私たちお付き合してるのかな?「ウ~ンこのままじゃ、モヤモヤするし、よし!私からちゃんと告白してみよう」と決意。意を決して打ち明ける告白タイムはまさに緊張の一瞬。「神様、どうか彼がイエスといってくれますように・・・」「えっ、そんなつもりじゃなかったよ。なんて断られたらどうしよう。明日から顔も合わせられなくなる・・・」なんて様々な思いが頭の中を駆け巡り、鼓動が高鳴り、足も震え、全身の毛穴から汗が吹き出しそうな思いで相手の返事を待つことになります。幸運にも彼が同じ気持ちでいてくれて「イエス」の返事だとこれから先はバラ色の幸せな毎日が訪れるでしょう。でも「ノー」の返事だったら、当然、大きなショックを受けます。しばらくは傷が癒えずに辛い思いをするかもしれませんが、自分の気持ちを整理すれば、早いうちにわかって良かった!と区切りがつけられます。

ところが、中には、「イエス」でもなく「ノー」でもない、照れくさそうに頭を掻きながら、「気持ちはうれしいんだけどね、今は考えられないなぁ」などと、どちらともとれる、あるいは、どちらともとれないリアクションをする男性がいます。(気持ちはうれしい。では、好意は持っていてくれるのだろうか?それとも応えてくれるつもりはないのだろうか?) (今は考えられない?では、いつかは考えてくれるのだろうか?それとも、その場限りの逃げ口上なのだろうか?)

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冷静に観察をする余裕があれば、相手の真意を測りようもありますが、告白後の穏やかならざる心理状態ではそれも無理なのかもしれませんね。

しかし、この場合はひとつ重要なポイントがあります。それは彼が“頭を掻きながら”という点です。

頭を掻くという行為は、視覚的に「照れくささ」と認識されがちですが、戸惑ったような表情を浮かべて頭をポリポリとやられると、素朴な人間性が垣間見えるようで見ている側には好ましく映ります。しかし・・・

本来、頭を掻くという動作は『照れくささ』とつながりはありません。頭を掻くという動作はもともと攻撃の動作に由来しています。目の前の人間に腹を立てている時、目の前に起こった事件に怒りを覚えた時、私たちはつい、手を振り上げてしまいたくなります。

その目的はもちろん、目の前の人物に制裁を加えるとか、叩いたり、対象物を破壊するためです。しかし、同時に自制心が働き、ほとんどの場合は実行に至ることはありません。自分の振り上げた手は力を失って、頭の上で宙に止まり、頭を掻くという動作にすり替わってしまうのです。

よって、頭を掻きながら「気持ちはうれしんだけど、今は考えられない」という彼の意識の中には怒りに近い感情が含まれているということになります。

「気持ちはうれしい」と言う言葉の裏には「ハッキリ言って迷惑だ」という戸惑いもある怒りが隠されています。しかし、相手への配慮と悪者になりたくないという意識が働いて、怒りで振り上げた手を、頭を掻くという動作にスライドさせたのです。

この隠された心理に気づかないままズルズルと儚い望みをつなげても、手痛いしっぺ返しを食らう事になりかねません。しつこく食らいついて本当に相手の怒りを買い、「もういい加減にしてくれ!」とならないよう、気を付けてくださいね。

明日は ≪相手の目をずっと見て話す人の裏に隠されたホンネ≫ です。

 

 

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