出生率の上昇・・・

こんにちは。

福岡市博多区の結婚相談所 エンジェルロードの石松恵子です。

 

一昨日、2012年の合計特殊出生率が16年ぶりに1.4台に回復したとニュースで伝えられていました。

福岡は1.44と平均数値でした。単純にそれは良かった、良かった!と喜んではいられない我が国です。日本の人口減少と高齢化の流れは変わらないとのこと。人口維持に必要とされる出生率の水準は2.07人。このままだと25年後には高齢者が人口の3割を超え15~64歳の生産年齢人口は現在に比べ約800万人も減少するらしい。こうなると年金や医療、介護などは公費では賄えなくなり、当然、若者の一人あたりの負担額が増える事は避けられない状況になります。国も税収を増やすには経済成長が不可欠ですが、少子化による労働力不足が深刻な問題となっているようです。

 

話は戻りますが、出生率が若干上がったのは団塊ジュニア世代の『40歳前後』の出生数が増えているのが大きな要因らしいです。が、これまでの出生率の低さのツケなのか、日本の人口は減る一方で、若者の未婚率は高いままで晩婚化は益々、進んでいる。このままでは当然のことながら、今後も出生率は1.3前後を推移していくらしい。 これから先、人口が減り続けると将来は労働力不足が深刻な問題!と国はいいつつも、今の若者の雇用は安定しておらず・・・一体どうなっているのか。 今の若者の雇用を安定させない事には結婚したくてもできない若者も多いのではないかと思います。

 

結婚相談所にはたくさんの方々が登録されて、婚活をされていらっしゃいます。その出会いの中からカップルが誕生し結婚される方も多いのですが、生活の安定、子供を育てる環境や福祉や社会保障等の将来への不安がなくならないと子供の出生率もなかなか上がらないと思います。

 

これらのニュースを聞いていて、ずっと国は対策を早急にしなければいけないともう何年も言い続けてきているのに何も変わっていない現状に一体何を優先すべきなのか、しっかり考えて欲しいと思いながら見ていました。が、最後に“婚活” “結婚”を応援する私としましては、嬉しいニュースがありました。 それは結婚数は前年比7000組増え、離婚は330組減でした。これはとってもいい傾向ですね。

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